うすけんです。
ヒトは裏切り者を罰したいという欲求をもっています。これはある経済学者の実験により確立している事実になります。そこにプラスアルファで解説していければと思います
囚人のジレン【利他的罰】
ある実験でちょっとしたゲームを被験者に与えました。ただそのゲームはお互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなるという特徴がありました。
というものでした。この実験ではタダ乗りするプレイヤー(協力をしない人)に自分が1万円払うことにより3万円の罰金を与えるというルールをつけたところ協力をしない人に自分がお金を払ってでも罰したいというプレイヤーがたくさん現れました。
これを利他的罰と言います。このことから人間は裏切り者を許さないという認識が人間の社会の特徴とされております
利他的罰
社会的な集団生活を営む上で社会規範を破る様な不公正な者に対して、自らのコスト(犠牲)を払ってまで罰を与えるという負の互恵行動を指す。
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%88%A9%E4%BB%96%E7%9A%84%E3%81%AA%E7%BD%B0
社会生活を営む上で非協力的な行動をするものに対して、協力的な者が、自己犠牲を払って罰を与える行動のことであり、広範な社会の規範(ルール)を維持するための行動として捉えられている。
人間の成長に必要不可欠であった協力するということを損得を超え獲得してきたものなのです。
ただしここでひとつ問題があります。それは最近話題のネットいじめから
「ルールを脱したひとを罰する」ことが大好きな「正義依存症」
それは正義依存症というものが最近の世の中ではびこっているということです。これは正義という快楽におぼれるという特徴があります。
依存症というのはお酒やゲームというものに問題があるのではなく、それをやることによりドーパミン【快楽物質】がたくさんでることによりなります。
そしてネットいじめや悪というレッテルを貼る人間が増えてきていることがあげられます。
囚人のジレンマから考える正義と悪とは【まとめ】
資本主義という社会において、囚人のジレンマから必ずルールから少し離れて得をしているように感じる人間が生まれてきます。
それは今は生活保護などがそのように捉えられていることが多いでしょう。
ただそれは本当は自分勝手な捉え方でありただ正義を振りかざすことにより、ドーパミンがでている人間ではないのか。
本当の悪とはそこには存在しないのではないかと考える必要があるのではないだろうか。
ありがとうございました。
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